ひとりが1日に行う施術人数は、業界の平均では5〜6人程度のようです。しかしながら、安さをアピールし回転率で売上を伸ばすために、平均の倍以上の人数を施術させるサロンも存在します。
そんなサロンでアイリストに求められるスキルは「スピード」。かなりタイトな時間枠で施術を行う必要があります。数多く施術をこなせば、確かにお店の売上は上がるでしょう。しかしながら、アイリストとしてのステップアップを目指す上では、疑問が残ります。
アイリストにとって、技術的なスキルはもちろんですが、「接客スキル」や「カウンセリングスキル」も重要です。まつげエクステサロンでは、受付から施術・お見送りまで一対一で対応することが多いため、丁寧な接客が必要不可欠でしょう。また、まつげの状態はお客様によって異なりますし、なりたいイメージも千差万別です。
スピード重視のサロンでは、ひとりのお客様にかけられる時間が限られるため、どうしても施術やカウンセリングが雑になってしまいがち。そのため、新規のお客様が多く訪れても、満足できる施術を行うことができず、リピーターとして定着しにくいのです。
それに対して、ひとりひとりのお客様に対して時間をかけられるサロンであれば、カウンセリングや施術を丁寧に行うことができます。そして、お客様のイメージ通りの仕上がりであれば、信頼を獲得することができ、リピーターになってくれる可能性も高まるでしょう。
結果的に、 お客様を大事にしているサロンはアイリスト側としても働きやすく、将来のためのステップアップのためにもよいでしょう。気になるサロンがあれば、一度お客さんの立場で施術を受けてみて、どんな接客をしているか確かめてみるのもいいかもしれませんね。